
2025年(令和7年)12月19日(金曜日)
【一面トップ】📑 与党、令和8年度「税制改正大綱」を本日決定へ 🇯🇵
防衛・少子化財源の確保が焦点、低所得世帯への減税措置も盛り込む
自民・公明両党は本日午後、令和8年度の税制改正大綱を正式に決定します。今回の改正では、防衛費増額と少子化対策の安定財源確保が最大の焦点となりました。また、八戸大地震の被災者支援と物価高騰対策として、低所得世帯を対象とした所得税・住民税のさらなる軽減措置が盛り込まれる見通しです。
高市首相は、「震災復興と経済成長の二兎を追うための攻めの税制だ」と強調。一方で、法人税の付加税導入時期については、昨今の建設コスト高騰や人手不足による景気への不透明感を考慮し、慎重に調整が続けられています。
🏛️ 政治・外交
🤝 日本・中央アジア首脳会談、レアアース供給網強化で一致 🌍
高市首相、「脱・特定国依存」へ経済安保を加速
高市首相は本日、中央アジア各国首脳との共同声明を発表し、次世代産業に不可欠なレアアース(希土類)などの重要鉱物のサプライチェーン強化に向けた協力で合意しました。これは、中国への依存度を下げる「経済安全保障」戦略の一環です。八戸地震で打撃を受けた半導体産業の再構築に向け、資源の安定確保を最優先する姿勢を鮮明にしました。
🗣️ 日中ホットライン、年内接続に向け最終テストへ 🇯🇵🇨🇳
北京での外相会談受け、防衛当局間の実務が急ピッチ
16日の合意を受け、日中防衛当局は本日、軍事ホットラインの疎通テストを年内にも実施する方向で調整に入りました。南シナ海での共同演習による緊張が続く中、不測の事態を防ぐための「命綱」をクリスマス前の稼働を目指して急ぎます。
🚨 八戸地震・国内
❄️ 八戸、本格的な冬将軍が到来。仮設住宅の「寒冷地仕様」急ぐ 🏗️
給水再開エリア拡大も、水道管の凍結防止が新たな課題に
八戸大地震の被災地では、本日より強い寒気が流れ込み、厳しい冷え込みが予想されています。一部で再開した通水エリアでは、「水道管の凍結」による新たな破損を防ぐため、自治体が注意を呼びかけています。18兆円補正予算による資材が続々と現地に到着しており、年内入居を目指す仮設住宅では、床暖房や二重窓を備えた寒冷地仕様の工事が昼夜を問わず進められています。
🐼 上野パンダ「シャオシャオ」「レイレイ」の観覧、来週から抽選制へ 🇨🇳
返還前のお別れ、混乱を避けるため事前予約を徹底
来年1月下旬の中国返還が迫る上野動物園の双子のジャイアントパンダについて、東京都は本日、自由観覧を中止し、抽選による予約制に移行する詳細なスケジュールを公表しました。お別れを惜しむファンの殺到が予想されるため、周辺の安全確保とパンダのストレス軽減を最優先するとしています。
📈 経済・金融
📉 名古屋駅前再開発「白紙」の衝撃、建設株に下押し圧力 💹
名鉄の工事中断を受け、他都市でも「事業見直し」の動きが表面化
名古屋鉄道が発表した駅前再開発の全スケジュール未定(白紙)化は、市場に強い警戒感を与えています。本日の東京株式市場では、資材高騰と人手不足の影響を懸念し、ゼネコンや不動産開発セクターが軟調なスタート。市場関係者は、政府の経済対策が「人件費アップ」をどこまで補填できるかに注目しています。
🇯🇵 地方版ニュース
📣 各地域の今週末の動向
| 地域 | 主要ニュース・動向 | 関連する課題・対策 |
| 北海道・東北 | 八戸大地震、避難所への暖房器具配送が完了。補正予算を活用し、被災商店街の「仮設店舗」設置支援も開始。 | 雪害による物流停滞への備え。 |
| 関東(首都圏) | 上野パンダ観覧の抽選倍率、過去最高を記録か。都内の宿泊施設では「パンダお別れプラン」が人気。 | 観光客の過度な集中による周辺混雑対策。 |
| 東海・北陸 | 名古屋駅前開発の業者撤退、地元経済界に動揺。名鉄百貨店は予定通り再来年2月に閉店するため、跡地の暫定利用案が浮上。 | 工期遅延による地域活力の低下防止。 |
| 近畿 | 大阪府、万博跡地の研究拠点開発について、環境配慮型の新基準を本日発表。住民の不安払拭を図る。 | 持続可能な都市開発モデルの提示。 |
| 中国・四国 | 岡山県、AI見守りシステムの導入第1陣が本日稼働。孤独死ゼロを目指し、自治体とIT企業が連携。 | 高齢者のデジタルデバイスへの習熟支援。 |
| 九州・沖縄 | 福岡市、AIスタートアップへの追加補助金を決定。税制改正大綱の動向をにらみ、さらなる投資を呼び込み。 | グローバル人材の確保と定着支援。 |
📌 編集後記
本日は税制改正大綱の決定という、来年の日本のカタチを決める大きな動きがあります。震災復興、防衛、少子化という重い課題に対し、国がどのような「財布の紐」の使い方を示すのか、夕刊での詳報が待たれます。
