2025年(令和7年)12月18日(木曜日)

上野公園ポスト
上野公園

2025年(令和7年)12月18日(木曜日)


【一面トップ】🚨 八戸・水道幹線が一部復旧、10日ぶり通水へ 💧

18兆円補正予算の「資材優先供給」が奏功、依然として二次被害の警戒続く

八戸大地震の発生から10日が経過し、最大の課題となっていた老朽化した主要幹線水道管の破裂箇所について、政府の専門技術者チームと地元自治体による突貫工事の結果、本日未明に一部区間での通水が再開されました。これは、16日に執行が開始された補正予算による「資材の優先供給」と全国からの技術者派遣が実を結んだ形です。

しかし、地震による地盤の緩みから、通水再開に伴う新たな管の破裂(二次被害)も懸念されており、完全復旧には依然として時間を要する見通しです。高市首相は本日、「断水が続く地域への給水支援を緩めることなく、年内の生活基盤の完全復旧に全力を挙げる」と述べました。


🏛️ 政治・外交

🗣️ 日中ホットライン、年内運用開始に向け実務協議入り 🇯🇵🇨🇳

外相会談の合意を受け加速、防衛当局間の連携強化へ

16日の日中外相会談で合意された「ハイレベル・ホットライン」について、日中両政府は本日、年内の運用開始を目指した実務レベルの協議に入りました。レーダー照射事案のような偶発的な軍事衝突を防ぐため、通信手段の確保や運用のプロトコル(手順)を早急に固めます。高市政権は、外交による緊張緩和を急ぐ一方で、南シナ海での共同演習で見せたような同盟国との抑止力強化も並行して進める構えです。

🐼 「シャオシャオ」「レイレイ」お別れイベント、来月より開催 🇨🇳

上野動物園が発表、返還を前に「感謝の特設コーナー」設置

来春の中国返還が正式決定した上野動物園の双子のジャイアントパンダ、「シャオシャオ」と「レイレイ」について、東京都は本日、来年1月から「お別れ記念イベント」を開催すると発表しました。日中関係に緊張が残る中、パンダが果たしてきた「親善大使」としての役割を振り返る展示も行われます。上野周辺では、返還前の「駆け込み観覧」による混雑が予想されています。


📈 経済・金融

📉 名古屋駅前再開発の停滞、全国の建設計画に波及の懸念 💹

資材・人手不足が深刻化、18兆円予算の「呼び水効果」に注視

名古屋駅前の主要再開発ビルからの業者撤退ニュースを受け、市場では「建設コストの高騰」が他地域の都市再開発にも影響を与えるとの懸念が広がっています。本日の東京市場では、大手ゼネコンや不動産開発株が一部軟調な動きを見せました。投資家は、政府が補正予算を通じて行う「建設DX(効率化)」や「省人化投資」への支援が、現場の深刻な人手不足をどこまで緩和できるかを注視しています。


🇯🇵 地方版ニュース

📣 各地域の今週の動向

地域主要ニュース・動向関連する課題・対策
北海道・東北八戸大地震、一部地域で通水再開。仮設住宅の基礎工事も順調。冬季の除雪体制との両立が課題に。交通インフラの早期安定化と、被災者の暖房確保。
関東(首都圏)上野パンダ返還イベントの概要発表。周辺商店街では「パンダ経済効果」の維持に向けた新企画を検討。混雑緩和対策と、返還後の観光客誘致策。
東海・北陸名古屋駅前開発、愛知県と名古屋市が緊急協議。業者の再選定に向けた支援策や、工期延長に伴う影響を議論。コスト高騰を吸収できる新たな事業モデルの構築。
近畿大阪府、万博跡地の次世代型研究拠点整備について、住民説明会を本日開催。環境アセスメントの結果を基に議論。開発計画における透明性の確保。
中国・四国岡山県、AI高齢者見守りシステムの補助金公募に申し込みが殺到。デジタル技術による福祉向上に期待。システムの安定運用と、個人情報の厳格な管理。
九州・沖縄福岡市、AI倫理セミナーで生成AIのビジネス活用事例を共有。中小企業の生産性向上を強力に支援。IT人材の確保と、セキュリティ対策の強化。

📌 編集後記

本日は、八戸の水道復旧という明るい兆しが見えた一方で、名古屋の再開発停滞という日本経済の構造的な弱点が露呈した一日となりました。また、パンダの返還準備は、日中関係が「対立」だけでなく「文化・親善」の側面も併せ持つことを思い出させてくれます。