
2025年(令和7年)12月13日(土曜日)
🚨 18兆円補正予算案、参議院で本格審議入り
高市首相は迅速な成立を重ねて要請、今週末にも採決の公算
昨日、衆議院を通過した八戸復旧・緊急経済対策のための18兆円規模の補正予算案は、本日、参議院で本格的な審議入りとなりました。八戸大地震の緊急性と経済対策の必要性から、参議院でも異例の速さでの審議が行われており、与党は今週末にも採決に持ち込み、週明けの成立を目指す構えです。
高市首相は参議院予算委員会で、「被災地の復興と、物価高に苦しむ国民生活を支えるため、この予算は一刻の猶予も許されない」と述べ、改めて全会派に協力を要請しました。野党側も予算の必要性は認めつつ、財源の多くを国債に頼ることの是非や、地震復旧費以外の経済対策の妥当性について、厳しく追及しています。
🏛️ 政治・国内
🗣️ 日中外相、来週の会談でホットライン開設合意へ 🇨🇳
レーダー照射事案の責任は棚上げ、実務的衝突回避を優先
中国軍機によるレーダー照射事案を巡り、日中両政府は来週にも開催される外相会談において、偶発的な軍事衝突を避けるための実務的な「ハイレベル・ホットライン」の開設で合意する見通しとなりました。
これにより、日中間の緊張緩和の糸口が見えましたが、レーダー照射事案の責任の所在については、引き続き両者の主張は平行線をたどる見込みです。高市政権は、軍事的な衝突回避の仕組みを優先しつつ、安全保障面での国際連携(対中圧力)を継続する方針です。
🚨 八戸地震、仮設住宅建設チームが週末に現地入り 🏗️
被災地は零下の寒さに直面、冬季の避難生活が最大の課題に
最大震度6強を観測した八戸大地震の被災地では、冬季の厳しい寒さ(最低気温は零下予想)が、避難生活を送る住民にとって最大の脅威となっています。政府は、補正予算案の参議院通過を待たず、週末を待って応急仮設住宅の建設を担う専門チームを現地に緊急派遣する手配を整えました。この週末は、被災地の瓦礫撤去と、ライフライン復旧の進捗が焦点となります。
🌎 国際・外交
🇺🇸 米国、日本の防衛費増額を改めて評価 🤝
中国の軍事行動を牽制、日米連携強化を再確認
米国防総省は昨日、中国軍機によるレーダー照射事案を受け、日本の防衛努力、特に高市首相が推進する防衛費増額と能力強化の取り組みを改めて高く評価する声明を発表しました。これは、日中間の緊張が高まる中で、米国が日本との同盟関係を重視し、中国の軍事行動を強く牽制する狙いがあると見られています。
📈 経済・金融
📉 東京市場、週末を控え警戒感から利益確定売り 💹
補正予算の成立を織り込みつつ、八戸地震の影響を懸念
昨日、衆議院を通過した18兆円補正予算案による景気下支え効果は織り込まれつつありますが、本日の東京株式市場は、週末を控え、八戸地震によるサプライチェーンの復旧遅延懸念や日中間の地政学リスクから、利益確定売りが優勢となり、株価は小幅に値を下げて取引を終えました。
🇯🇵 地方版ニュース
📣 各地域の今週末の動向
| 地域 | 主要ニュース・動向 | 関連する課題・対策 |
| 北海道・東北 | 八戸大地震の被災者支援と復旧作業が最優先。仮設住宅建設チームが本日現地入りし、寒さ対策を施した住宅の建設を急ぐ。 | 交通インフラの早期安定化と、冬季の被災者支援。 |
| 関東(首都圏) | 東京都、首都直下地震の事前復興計画を基に、広域避難経路の交通規制訓練を本日実施予定。 | 地域住民への防災意識の継続的な啓発。 |
| 東海・北陸 | 愛知県、次世代自動車産業の国際展示会再誘致に向けた地元企業との協力会議が成功裏に終了。誘致活動が本格化へ。 | 関連中小企業の技術開発への公的支援の強化。 |
| 近畿 | 大阪府、万博跡地の次世代型研究拠点整備案について、環境アセスメントの専門委員会が、週末も調査を継続。 | 開発計画における環境負荷の低減策。 |
| 中国・四国 | 岡山県、AIを活用した「高齢者向け見守りシステム」の実証実験が最終段階。来週にも運用ガイドラインを正式決定。 | 地域住民のプライバシー保護と、システムの費用対効果検証。 |
| 九州・沖縄 | 福岡市、AI倫理ガイドラインの浸透に向けた企業向けオンラインセミナーを本日も実施。 | スタートアップ企業における法務・倫理担当者の育成。 |
📌 編集後記
本日、参議院で本格審議入りした18兆円補正予算案の行方が、被災地復興のスピードを左右します。また、極寒の中で進む八戸の復旧作業に、引き続き注目が必要です。

