2025年(令和7年)12月3日(水曜日)

東山植物園
名古屋市立東山動植物園

2025年(令和7年)12月3日(水曜日)

💰 高市首相、少子化国債の償還計画を正式提示 👶

財源は「社会保険料の歳出見直し」を軸に

高市首相は2日午後、少子化対策の安定財源を確保するための「少子化対策国債(仮称)」に関する詳細な財政計画を正式に発表しました。国債の償還(返済)財源として、首相は「既存の社会保険料における歳出の徹底的な見直しと効率化」を最優先の柱に据えることを明言しました。

具体的な内訳や規模については、年末の予算編成に向けて与党内で詰めるとしていますが、首相は「将来世代に新たな税負担を課すことは避ける」と強調し、国民の理解を求めました。野党は「歳出見直しだけでは到底足りない」と批判しており、国会審議で財源の裏付けや透明性が最大の焦点となります。


📊 日銀短観、大企業製造業DIは横ばい 📉

非製造業は大幅改善、国内景気回復に二極化の兆候

日本銀行が昨日発表した12月短観(企業短期経済観測調査)によると、大企業製造業の景況感を示す指数(DI)は前回調査から横ばいで推移しました。一方、サービス業や観光業を含む大企業非製造業のDIは、国内消費とインバウンド需要の回復を受け、大幅な改善を示しました。

これにより、国内景気回復の勢いに製造業と非製造業の間で「二極化の兆候」が見られます。日銀は、この結果から「需要超過が続く非製造業主導で、持続的な物価上昇が実現しつつある」と判断し、今月下旬の金融政策決定会合で、金融政策の正常化に向けた動きを加速させる可能性が高まりました。


🌎 国際・外交

🇨🇳 米中、APEC会談の議題で最終調整 🤖

通商摩擦の緩和とAIの安全利用で協調を探る

来月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)での開催が調整されている米中首脳会談に向けて、両国は議題に関する最終調整に入りました。主要な焦点は、激化する通商摩擦の一時的な緩和策と、AI(人工知能)の軍事転用防止および安全な利用に関する国際的な協調体制の構築です。

両国は、外交チャンネルを通じて、高レベルの技術分野での対立を避け、気候変動などグローバルな課題での協力分野を見いだすことで、関係の安定化を図りたい意向です。

🚨 中東情勢、ガザ再建支援の「国際会議」来週開催へ 🤝

日本、中立的な立場から合意形成を支援

紛争が停止しているガザ地区の復興支援に向け、主要国と国際機関による「国際再建支援会議」が来週にも開催されることが決定しました。国連は、冬を前に人道危機が深刻化しているとして、被災したインフラや住宅の迅速な再建に向けた大規模な資金調達を目指します。日本政府は、中立的な立場から関係国の意見集約を図り、支援の合意形成を支援する方針です。


🇯🇵 地方版ニュース

📣 各地域の今週の動向

地域主要ニュース・動向関連する課題・対策
北海道・東北地方路線の除雪体制、AIによる最適化導入へ。積雪予測データを活用し、優先順位の高い道路から効率的に除雪車を配備する実証実験が開始。厳しい寒さと積雪による交通障害の緩和。
関東(首都圏)東京都、首都圏直下地震を想定した「事前復興計画」を公開。主要な幹線道路の啓開手順と、応急仮設住宅の建設予定地を明記。住民への周知徹底と、民間企業との連携強化。
東海・北陸愛知県、自動車部品サプライヤー向け「脱炭素技術展示会」が盛況。EVシフトに対応するための新素材・新技術の商談が活発化。中小企業の技術開発投資を促すための融資支援。
近畿大阪府、万博閉幕後の会場跡地の利用計画で議論本格化。万博のレガシーとなる「次世代型の都市公園・研究拠点」整備案が有力。跡地再整備の財源確保と、地元住民の意見反映。
中国・四国岡山県、AIを活用した「高齢者向け見守りシステム」の実証を拡大。単身高齢者の生活異変を早期に察知する取り組み。地域住民のプライバシー保護と、システムの費用対効果検証。
九州・沖縄福岡市、スタートアップ向け「AI倫理ガイドライン」を公開。生成AI利用の急増に対応し、公正で安全な開発・利用の枠組みを提示。企業の競争力維持と、利用者からの信頼確保。

🏈 スポーツ

アメフトXリーグ、ジャパンXボウルを控え最終調整 🏈

社会人王座決定戦、週末の対戦カードが決定

社会人アメリカンフットボールの頂点を決める「ジャパンXボウル」に向け、対戦する2チームが最終調整に入りました。今週末の王座決定戦は、リーグ戦を勝ち抜いたチーム同士による激しい攻防が予想され、大きな注目を集めています。


📌 編集後記

高市首相が少子化対策国債の財政計画を提示し、財源論争が本格化します。一方、日銀短観からは国内景気の二極化が読み取れます。今週も政策と経済の動向に注目です。