2025年(令和7年)12月1日(月曜日)

東山植物園

2025年(令和7年)12月1日(月曜日)

🇯🇵 高市首相、少子化国債の財政計画を今週にも提示へ 📈

「将来世代の負担」巡り、与野党の攻防激化の様相

高市首相は先週末、少子化対策の安定財源として検討を進める**「少子化対策国債(仮称)」**について、その発行規模と、将来的な償還の道筋を定める財政計画を、今週中に公表する方針を固めました。

これは、来年度予算案の策定を前に、財源論に決着をつける狙いがあります。政府関係者によると、償還財源には既存の社会保険料の「使途変更」や「特定目的税の創設」が盛り込まれる見込みですが、野党からは**「将来世代への負担のツケ回しだ」**として、国債発行の是非を巡る攻防が激化する様相を呈しています。首相は、経済成長による税収増も償還計画の柱に据えることで、理解を求める方針です。


🏛️ 政治・国内

💉 新型インフルエンザ、全国で高齢者接種が本格化 🌡️

供給体制の維持と若年層への拡大時期が焦点

先週前倒しで始まった新型インフルエンザワクチンの高齢者(65歳以上)向け接種が、全国の自治体で本格化しました。厚生労働省は、接種を希望する高齢者への供給は順調に進む見通しを示す一方で、一部の自治体では予約が集中し、医療機関への負担が増加しているとの報告もあります。

今後は、一般の若年層への接種開始時期が焦点となりますが、厚労省は「高齢者層の接種状況を慎重に見極める」としており、具体的な開始時期の判断は今月中旬以降になる見込みです。


🌎 国際・外交

🌍 COP30、初日から「損失と損害」基金への拠出要求強まる 💸

脱炭素目標の達成、資金確保が最大の課題に

ブラジルで開幕した国連気候変動枠組み条約締約国会議(COP30)は、初日から、気候変動による災害被害を受けた途上国を支援するための**「損失と損害(ロス&ダメージ)基金」**への先進国による具体的な資金拠出を求める声が強まっています。

日本を含む先進国側は拠出姿勢は示すものの、その規模や継続性について慎重な姿勢を崩しておらず、会議全体を通して、資金確保を巡る南北対立が最大の難題となる見通しです。


📈 経済・金融

📊 日銀短観、大企業製造業の景況感改善が鈍化か 📉

明日発表、金利上昇と海外需要の不透明感が影

明日(2日)に発表される日本銀行の12月短観(企業短期経済観測調査)について、複数の民間エコノミストは、大企業製造業の景況感改善が前回(9月調査)から鈍化するとの予測を示しています。

これは、日銀の金融政策正常化観測に伴う国内長期金利の上昇や、歴史的な円安にもかかわらず海外景気の減速懸念が、企業のマインドに影を落としているためと分析されています。日銀は、この結果を金融政策決定の重要な判断材料の一つとします。


🇯🇵 地方版ニュース

📣 各地域の今週の動向

地域主要ニュース・動向関連する課題・対策
北海道・東北青森県で記録的な積雪、農業被害への緊急支援開始。冬季作物への冷害被害に対し、自治体が国の支援策を活用した補助金交付を急ぐ。地方路線の除雪体制強化と、インフラの機能維持。
関東(首都圏)東京都、テレワーク・ハイブリッド勤務のガイドラインを改定。オフィス出勤率の上昇を見据え、通勤時間帯の混雑緩和策を強化。IT企業におけるセキュリティ対策の再徹底と、通勤ストレス対策。
東海・北陸愛知県、自動車産業のサプライヤー向けに「脱炭素技術展示会」を開催。EVシフトに対応するための新技術のマッチングを推進。中小企業の技術開発投資を促すための融資支援。
近畿大阪府、万博閉幕後の会場跡地の利用計画で議論本格化。万博のレガシーとなる**「次世代型の都市公園・研究拠点」**整備案が有力。跡地再整備の財源確保と、地元住民の意見反映。
中国・四国岡山県、AIを活用した「高齢者向け見守りシステム」の実証を拡大。単身高齢者の生活異変を早期に察知する取り組み。地域住民のプライバシー保護と、システムの費用対効果検証。
九州・沖縄福岡市、スタートアップ向け「AI倫理ガイドライン」を公開。生成AI利用の急増に対応し、公正で安全な開発・利用の枠組みを提示。企業の競争力維持と、利用者からの信頼確保。

🏈 スポーツ

アメフトXリーグ、ジャパンXボウルを控え最終調整 🏈

社会人王座決定戦、週末の対戦カードが決定

社会人アメリカンフットボールの頂点を決める「ジャパンXボウル」に向け、対戦する2チームが最終調整に入りました。昨日のJリーグ優勝決定の熱狂に続き、今週末は社会人アメフトの王座決定戦が大きな注目を集めます。


📌 編集後記

今日から12月に入り、今年も残り一ヶ月となりました。高市首相の財政計画の発表、日銀短観、そしてCOP30と、今週は経済・政策の重要ニュースが続きます。