2025年9月3日(水) 日本および海外の主要ニュース

2025年9月3日(水) 日本および海外の主要ニュース主要ニュース(国内/海外)

中国・北京で「抗日戦勝80年」大規模軍事パレード(本日)

  • 出席者:習近平国家主席のほか、プーチン露大統領、金正恩朝鮮労働党総書記らが参加見通し。最新兵器(極超音速・無人機等)披露を予告。Reuters+2Reuters+2
  • 背景/含意:西側の秩序に対抗する結束を演出。日本の対中・対露・対朝安全保障環境の複合的リスク(対艦・対空・極超音速対応、経済安全保障)を再確認するイベントに。Reuters

北朝鮮情勢(対中接近と軍需拡大)

  • 動き:金正恩氏は装甲列車で北京入り、パレード出席へ。直前に新工場・ミサイル生産を視察。ReutersAP News
  • 解説:対露供給をテコに中朝関係も補強。露朝中の当座的な連携強化が東アジアの軍事バランスに波及。Reuters

米国:トランプ政権の関税巡る動揺と市場

  • 判決/市況:上級審が一部関税の違法性を判断との報道を背景に米株は下落。投資家は9月の「リスク再認識」局面。Reuters+1
  • 製造業:ISMの弱含みで製造業は6か月連続縮小、関税が逆風との指摘。Reuters
  • 解説:関税は短期のインフレ圧力・供給混乱を通じて長期金利上昇→株圧迫の連鎖。FRBの9–12月利下げ観測(ウォーラー理事発言)も“関税インフレ”で鈍るリスク。Reuters+1

アフガニスタン地震(人道)

  • 被害:大地震後も余震続き、広域で救助難航。Reuters
  • 解説:周辺国の協力と制裁下の資金流動性がボトルネック。二次災害(感染症・水)に注意。Reuters

日本(政治・経済・社会)

マクロ・市場

  • 為替/金利感応:ドル高基調(安全資産志向+米長期金利上昇)で円は重い展開。輸入コスト再上振れに要警戒。Reuters
  • 株式:外部要因(米関税・中国リスク)で方向感乏しいが、内需・ディフェンシブ優位の地合い。Reuters

社会・気象

  • 猛暑/豪雨リスク:各地で厳しい残暑・不安定天候が続く見込み。電力・物流・小売への影響に注意。Al Jazeera

スポーツ

テニス:全米オープン

  • 大坂なおみ:世界3位ガウフを6-3, 6-2で破り8強。復調を鮮明に。Reuters+1
  • 見どころ:上位陣も順当に勝ち上がり、日本発の話題性が高い大会に。Reuters

野球(アマ):U-18ワールドカップ(9/5–14、沖縄)

芸能・カルチャー

ヴェネチア国際映画祭(8/27–9/6)

  • 作品動向:キャスリン・ビグロー新作は核危機を描写、ソフィア・コッポラはマーク・ジェイコブスのドキュメンタリーで復帰。レッドカーペットも活況。Reuters+2Reuters+2
  • 解説:ストリーミング各社の出品が目立ち、配給戦略・受賞レースの初動を形成。Reuters

外交・安全保障(整理)

  • 中国の示威:対米・対同盟圧力の高まりを示すイベント。台湾・東シナ海でのグレーゾーン拡大の可能性。Reuters
  • 韓半島:韓国は26年予算でAI中心の成長投資を積み増し。北の軍拡・対露供給疑惑で制裁網/瀬取り対策の国際協調が焦点。Reuters+1

中国・韓国情勢(もう一段)

  • 中国:都市機能を止めるほどの警備体制で70分規模のパレード。西側首脳の多くは欠席。Reuters
  • 韓国:製造業PMIは48台(7か月連続縮小)。対米関税の波及で外需減速。Reuters

トランプ関連(政策と市場への波及)

  • 関税:違法判断の余波で政策の持続可能性に疑義、ただし政権は産業保護を強調。米製造業の景況悪化とインフレ圧力が同時進行。Reuters+1
  • FRB人事圧力:パウエル議長への公然たる批判、理事交代を含む圧力が続く見方。金融政策の予見可能性が低下。Reuters+1

金融(クロスアセット小観)

  • :米の“9月効果”×関税不確実性でディフェンシブ・高配当・インフラ関連が相対強。Reuters
  • コモディティ:金はリスク回避とインフレ懸念で底堅い。Reuters

「米(こめ)」の価格ニュース

  • 国際輸出価格:タイ5%砕米の輸出相場は前週比で小動き~やや軟化のレンジ。比・越の供給動向とインドの輸出規制が依然カギ。Reuters
  • 国内:政府の備蓄米放出で東京卸は3週ぶり下落に転じた局面あり。新米の出回りで秋口は一段の軟化余地も、為替安なら逆風。クールシー
  • 統計・先行指標:FAO米穀価格指数は年央以降、高止まりから横ばい。天候とインド政策・エルニーニョ/ラニーニャ転換が次のドライバー。Reuters

今日の視点(2分でつかむ要点)

  1. 北京のパレードは「示威+結束」の政治シグナル—日本は対艦・対空・無人脅威への多層防空/経済安保で備える段階。Reuters
  2. 米関税と市場—インフレと景況感の綱引き。日本株は内需ディフェンシブ優位、為替は円安バイアス。Reuters+1
  3. コメ価格—国内は在庫・新米で軟化余地、グローバルはインド政策と天候がカギ。クールシーReuters